「👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏」
話題作ではあるもののスルーする気満々だったのだけれど、上田監督の「テイク8」にも出演している友人の山本真由美が主題歌を担当しているというので優先してやんよ、と。
基本的にトリッキーなだけだったり、何か局所的にすごいだけの映画は好きではないので。
思いのほか傑作だった。
いやーよく最後まで作り切ったなぁー、これは映画でしか表現ができない。
ワンカット撮影の無謀さは映像屋だからこそ容易に理解出来るわけなので、そうじゃない方たちにはひょっとしたら刺さらないのかな？
という一抹の不安はあるものの、多分大丈夫だと思う。
死ぬほど試行錯誤を繰り返してたどり着いたであろう製作陣の、隠しきれない到達感が焼きついてしまったフィルムを映画館で体験して、みんなで感情をシェアしよう。
しかし映画評って難しいですね。
誉めちぎればハードルが上がって期待外れになるし、だからと言って悪くないよって言われても今の時代は誰も観ないし。
それにしても主題歌担当してくれててありがとう、見逃すところだったわ。
映像でも舞台でも、知人が出ているのを観るのがなんだかものすごく気恥ずかしいので、今回はまあ主題歌だから最後だけ我慢すればいいやと思っていたのだけれど、終わってみたら歌っていることをすっかり忘れていた。
席を立ち上がる頃になって、あ、そういえば！と思い出すという。
それほど良かったということで。
でも、歌も良かったよ。
ジャクソン５の「I Want You Back」みたいで可愛かった。
新宿のK's CINEMAは平日昼間だというのに満席で、１時間前に劇場に行ったらすでに4席しか残っていなかったのでご注意を。
ネット予約もできないし。
ま、慌てなくても公開館増えますよ。
