一度見終わった瞬間はまさにジョンウォーターズの名著『悪趣味映画作法』だった。
二度と撮れない場面一つ一つに魂を注ぎ完成を目指すその様は特撮の醍醐味。
アイデア一つでここまで面白くなるとは!
映画は裏切られてなんぼだけど、ここまで罠を張り巡らせていたとは!
そしてラストは感動!
映画撮影や舞台の裏側を描いた作品は大量にあり、スラップスティックな要素を鑑みると、三谷幸喜作品群を思い出させるが今まで見てきた内幕モノの中ではダントツで面白い。同じような仕事をしている分、共感しやすいポイントもあるだろうけど。
血の通った映画は観てて面白い。