にゃんにゃん

カメラを止めるな!のにゃんにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ以外の全ての情報をシャットダウンしてこの映画を観に行きました。ジャンルも何も分からず、どんな仕掛けが隠されてるのかドキドキしながら観てました。そしてラスト20分。この映画が評価されまくってる理由が分かります。

まず、最初のネタバレ。この映画のジャンルはコメディです。超絶面白いです。映画館でこんなに爆笑したのは初めてです。

いやー、映画館がよしもと漫才ライブ並の笑いに包まれてましたよ

しかもエンドロール後、なんと演者さん達がサプライズで登場しました。無名の俳優さん達でしたけと、完成度が高かっただけに会場は大盛上がりです。私も思わずサインを貰ってしまいました。いま思うと完全にミーハーでした。

以下、超ネタバレ







この映画の凄いところは大量の伏線をばら蒔きまくって全て綺麗に回収してる。しかも必ず観客を笑わせながら伏線を回収する。

言うなれば、フリとオチがしっかりしている。笑いのセオリーが詰まってるし、映画としても素晴らしくて構成が面白いです。なんなら、最初のネタフリであるワンカット撮影も本当に凄いです。

この最初に流れるワンカットオブザデッド。最初観たとき、違和感が凄い。そうです。いま思えば、この違和感に感じてる部分が伏線なんですよね。

だからラスト20分。観客は伏線(違和感)を覚えてるから笑えるのです。フリがしっかり効いてますよね。

私が中でも一番爆笑したのは、やはり監督が最初キレる演技をしたときですね(笑)演技というかブチギレてたんでしょうけど(笑)

あの女優の「よろしくでーす」「事務所がダメって言うんですよぉ」とか男優の脚本をねじ曲げようとしたり監督に楯突いていたのが最高の前フリでしたね(笑)本当に腹抱えて笑いましたよ(笑)

他にも、不自然に会話伸ばしたりとか、ゾンビ使って暴走止めようとしたりとか、軟水男とか、ポンッとかまだまだ見所は沢山あります(笑)

2回目は最初から笑えること間違いなしです(笑)むしろ他のお客さん(初見の方々)のためにも笑いを堪えなくてはいけないかもしれません

さて、余談ですが、カメラを止めるな!を観る20分前にジュラシック・ワールド炎の王国を観てました。まさに対極をなす映画を2つ観ました(笑)

一方は、ハリウッドのA級超大作で莫大な制作費をかけている人気シリーズ。

一方は日本のワークショップで新人監督によって制作費300万で作られた無名キャストが放つ超C級映画。

軍配は圧倒的後者でした。

この時、なんだか不思議な気持ちになりましたよね。

お金かけなくても、アイデアや脚本等でまだまだ面白い映画が作れる。

これを2017年にやってのけた、上田監督は本当に凄い!!!

面白ければ評価される!日本がそういう国で本当に良かった!!

映画の未来はまだまだ明るいですよ!!

そして、面白い作品を埋めずに口コミで広めてくれた方々、媒体となったシネマロサ、Kscinemaの皆様には感謝しかないです!この作品を見れて本当に良かった。心のそこから笑った。

超オススメです!もっと皆に見てもらいたい映画!目指せ規模拡大!!

それでは、ここまで読んでくれた皆さんに1つだけお願いがあります!「カメラを止めるな!」の口コミを止めるな!