塩辛亭ショッパイ

カメラを止めるな!の塩辛亭ショッパイのネタバレレビュー・内容・結末

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

予備知識なし、予告編未見の厳戒態勢での鑑賞。37分ワンカットのシーンを見て、こう思った。
「ははーん…まぁ確かにすごい挑戦だし緊張感もあるけど、、そんなに騒ぐほどかねぇ~ 若干、粗っぽいのも目立ちますし」

そう、ナメていたのだ。その後何が起こるかも知らずに。聞いたことない監督と見たことない役者たちだし、若干の素人感はしょうがないのかなぁ、と。

で、一転。
も~、なんなのあの後半。。笑うに決まってるでしょ~。。
前半を色眼鏡で見ていたぶん、吹き出し度も倍増。単純に笑えるのに加え、違和感がスルスルと解けていく感覚がなんとも気持ちいい! ナメてたらナメてたぶんだけ気持ちいい! ! ナメてて良かった! サイコー! そう自分を正当化しなきゃやってられないほど、ヤラれた。

しかも、父娘のエピソードまでサラッと入れこんでくるやん。しかも〝娘にそっぽ向かれたダメ親父〟って個人的に一番好物なパターンじゃん。。せっかく笑っていたのに今度は泣かせようとしてくるなんて。福笑いみたいな表情なったわボケ。

エンドロールの演出にももちろん、ジーン。ゾンビ映画を撮る人、を撮ってた人にフォーカス当てるっていうね。でも、決死のワンカット撮影をしているカメラマンの奮闘ぶりが流れるってことは、そのカメラマンを撮っている人がまた別にいて……ってもう、マトリョーシカ状態。 感動の無間地獄だわ。 これ、初めからエンドロールでメイキングを流すって決まっていたのだろうか。どちらにせよ、これ以上ない締め方だったと思う。

兎にも角にも、笑いと涙とドキドキとワクワクと、それを引っくるめた感動と、キャスト陣から漂う謎の青春感と(本当になんでだろ)。言い尽くせないほどの最&高!!
塩辛亭ショッパイ

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