なんのネタバレも踏まずに
この作品を観られてよかった‥
と言っても、ネタバレしたくても
説明できない展開でしたが。
実は中盤までは、話題性に比例して
シネコンのこんな大きな劇場で
上映してるのに、わたしは
たぶん乗れない派だと思っていた。
いやあの作品、中盤から
めちゃくちゃ本気出しますよね。
わざとでしょ‥前半の長回し。
伏線回収を、その時系列を
こんな構成で展開で魅せるなんて
脚本出来すぎ！天才‼︎ とか
言ってる余裕もなく
涙流して笑ってました。
みんなで、
「あーー！そうやったん‼︎
もー言っといてーーや！」て感じに
ゲラゲラ笑いました。
話題先行のこの作品、
ただただ奇をてらった内容などではなく
ちゃんとしてるんですよね。
家族関係、仕事、プロ意識、とか
その他諸々の再構築のお話。
とくに父と娘のくだりは
きっちり泣かせてくれましたよね。
気づけばあのギスギスした読み合わせ現場が
嘘のように全員が本気出してしまってる。
事故、事件？もうやるしかない、と
覚醒した人々にいつのまにか感情移入。
みんなを好きになってしまってる。
1人ひとりを、それはそれは丁寧に描いてる。
そういう部分まで行き届いた作品だとは思っていなかった。
お願いだから、今すぐわたしを
この映画の世界観に戻してください。
もう一度引っ張り込んでください。
プロットが理解できてから観ると
また違う楽しみ方ができる絶対！
