にいいぃぃぃ

カメラを止めるな!のにいいぃぃぃのレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
2.5
異例の大ヒット、フォローしている方々が軒並み高評価、同級生と先輩方で評価真っ二つと気になる要素満載でずっと心待ちにし続けようやく鑑賞。

結果、僕も先輩方に同意組でした。たしかに後半の種明かしにはまあまあ楽しませてもらえましたが、その手前は結構退屈してました。僕の好きなチープ感と系統が違ったのもあるし、予告編を映画館で目撃してしまっていたお陰ですぐに映画全体の構成が読めちゃったのもあったし。。

でも一番の原因は、先輩方が仰ってたのと同じで、本作が僕の期待していた「映画作りの映画」になっていなかったこと。というのも本作の感興の主要部分は観客にハッタリをかます作り手側の興奮なるものに置かれていますが、そのハッタリの構造が「映画」的でなくどちらかというと、っていうか完全にリアルタイムものの「テレビ」的なものになってしまっているからなんです。

映画ってのは基本的に過去に撮られた映像なのですよ。それに対して本作はリアルタイム放送という設定。これは別に映像理論上のロジカル面な違いをチクリと指差してるわけじゃなくて、映研部員として作品に向き合っている時の実感・質感というパッション面でも全然違ってくるから気に入らないんです。時間ないので説明は割愛して言いたいことを一言にしちゃうと「作り手の意図の注ぎ方」ってのが上記の違いによって全く変わってくるじゃんってこと。映画の作り手を経験している人ならエンドロールのカメラマンの背中に一番グッとくるものではないでしょうか?

でもまぁ、この映画が日本映画界を爆走しているという社会現象自体は愉快痛快なので応援してます。