MOON

カメラを止めるな!のMOONのネタバレレビュー・内容・結末

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

気になりながらも上映館が限られてるし なかなか足運べないなぁと思っていたんですが 好評につき上映館拡大!の恩恵にあやかり近所の映画館で観ることができました。

しかし序盤。正直これは失敗したかも…と思いました。映像はとにかくチープだし役者さんの演技も微妙。劇中笑ってる人もチラホラいたけど、これが面白いの…?これが評判良いの…?私には合わないかも…ってずっと思っていました。そもそもゾンビ映画を面白いと思って観たことそんなにないしな…などと思いつつ「世間的な評判は良いけど私には合わない」系だったかなぁ…と半分ぐらい苦痛を伴いながら観てて(^_^;)

でも最後まで観たら最高だった!最高に笑った!何度も声出して笑ってしまった(笑) 何これ。めちゃくちゃ面白い。序盤の微妙な感じすら計算されたものだったのだと気付いた時の してやられた感が気持ち良いぐらいでした。

あの音声役の人の「ちょっと…いや…ちょっと…」「ちょっとって何だよ!!」のくだりも、ホントちょっとって何?!何だよ、このグダグダ感…って冷めた目で見てたんだもん(笑) いやーー最高すぎました。ホントにやられた。

劇中作の製作過程を描きながら 1つの作品にどれだけの人が関わっているか。その多くの人達が同じ方向を向いて同じゴール=完成を目指していく姿、熱意を伝えていく作品として、トリュフォーの名作「映画に愛を込めて アメリカの夜」を思い出したりもしました。

作品を作る熱意や結束力はもちろんのこと、家族愛も感じられて本当に良い作品でした。この親にしてこの子ありが最高に楽しかった!もう1回観たいなぁ(笑)
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