このレビューはネタバレを含みます
東京で話題沸騰中の本作が、やっと田舎の金沢にもやって来たので、初日に鑑賞です！！
″ワンカット″で、″生放送″で、″ゾンビ映画を作る″、という無茶ブリ・オーダーをテレビ局から引き受けてしまった映画監督の奮闘記って話☆
なんともバランスの悪い、違和感と居心地の悪さを感じるゾンビ映画を観させられる前半パートと、それらの伏線を全て回収する後半パートが秀逸。
「なんで、あのキャストは突然画面から消えたの？」
「なんで、急にカメラ目線なの？」
「なんで、護身術なの？なんで、ポンなの？」
「なんで、芝居が止まるの？」
など、すべての「なんで？」に答えを用意してくれています！
そして、なかなか家族に評価してもらえない、ガンバるお父さんの物語でもあります。ゆえにあのラストに感動が押し寄せます！
本人の思惑とは違う方向へとねじ曲げられるなんてことはどんな社会でも起こることで、そんな中、どうにかこうにかお互いの着地点を模索していく戦場を生きる我々にとって、称賛と共感をもって評価されているのでしょう。
観る年代によって感じ方は違うでしょうが（社会人経験、家族の有無など）、全年齢の方に等しく映画を楽しむことを教えてくれる一本(*￣ー￣)☆
