はまち

カメラを止めるな!のはまちのレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
5.0
しずかーに始まって、
ラストまでクレッシェンドクレッシェンド、
で終わるかと思いきや、
ダメ押しでバーンて弦が切れる、
繊細で破天荒なギタリスト、
みたいな映画。(よくわからないらたとえ笑)

私の感想は世間とほぼ同じなので割愛します←
以下、ネタバレしてるようなしてないような。



わたし、学生の頃、自主制作をやっていて、
卒業後はテレビ局に勤めてたことがあって、
番組の企画で、
まさにワンカットの短編映画を作る企画を手伝ったことがあって、、、
もう、なんか久々に胸の真ん中がじわった。
熱くて、涙出たよおばさんは。うん。

大変なんだよ、、、
企画、準備、打ち合わせ、キャストスタッフ集め、撮影、編集、本編集、音入れ、、、
ひとつの作品を作るその大筋の流れの合間合間には、
地味で細かな作業がみっちり詰まっていて、
とくに撮影中は、
必ずハプニングて起きるし、
これ、仕上がるのかな?
撮り終わるのかな?
間に合うのかな?
でももう、
終点まで止まらない特急電車は走り出しているから、
とにかく進むしかない!ていう、
開き直りが混じった緊張感がまとわりついて、
しかし、それがすべて終わった瞬間の、
あの感じ。
もーーーー絶対やりたくない、て思うのに、
ちょっとクセになってる気がする不思議な感覚。
わたしは、辞めてしまったけど、
当時の気持ちがギュンと蘇って、
ほっこりしました。
この映画の現場、愛しか感じない。
エンドロールがいちばん泣けたよね。

なんか、映画って役割分担あるでしょ、
監督、俳優、撮影、照明、音声、TKとかいろいろ、
でもみんなどの部門だろうが関係ない、
向かってる先はひとつ!感がすごくて、
それを言葉では簡単に、
みんなが一丸となって、とか言うけど、
ラストのピラミッド、
現場の魅力ってコレなんだよね、
これをあのピラミッドで表現したセンスがエモい。

評判と期待を越えてくれた作品でした!
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