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カメラを止めるな!のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
3.3
予算300万円のインディーズ映画ながら大ヒット。のち、フランスでリメイクもされた娯楽作品。
映画の前半37分間は、廃墟でのゾンビ映画撮影中に本物のゾンビが現れるという内容のB級ホラー。
後半の約60分間は、そのドラマ制作過程におけるトラブルをコメディタッチで描く疑似メイキングフィルムという2段構えの構成になっている。
監督、脚本は上田慎一郎。(2017)

~登場人物①:映像監督の家族~
・監督(濱津隆之)
・娘( 真魚):監督志望だが、妥協をしないので、人をうまく使えない。
・妻(しゅはまはるみ):役にのめり込み過ぎる元女優。

~登場人物②ゾンビ・ドラマ~
・主演女優(秋山ゆずき):事務所を言い訳に使うアイドル。
・主演男優( 長屋和彰):売れっ子のイケメン俳優。自己主張が強い。
・カメラマン(細井学):アル中。
・助監督(市原洋):気弱。
・録音マン(山﨑俊太郎):希望通りしないと執拗に責める。お腹が弱い。

「ゾンビホラー物で、30分生中継、カメラ一台でワンシーン・ワンカットのゾンビ映画」という企画を受けた監督が、くせ者揃いの役者たちに苦労しながら、家族の協力も得て映画制作する過程が、面白おかしく描かれる。
後出しジャンケン、反則的な感じもしないではない。
前半のホラーは、スプラッター系なので、私の肌には合わない。
実際の撮影スタッフを写した最後のシーンは蛇足かどうか意見が分かれるだろう。
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