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三屋清左衛門残日録のKUBOのレビュー・感想・評価

三屋清左衛門残日録(2017年製作の映画)
3.0
「三屋清左衛門残日録」新作完成披露試写会にて鑑賞。

隠居の身となった用人「三屋清左衛門」を主人公とした北大路欣也主演の作品で、元々は時代劇専門チャンネルとBSフジによるTVスペシャル。

北大路欣也と町奉行役の伊東四朗のコンビがいい。2人の会話に「隠居してやることがないと、自分の価値がなくなったような気がする」という台詞が出てくるが、シルバー世代が増えている現代日本で、主人公が「隠居」っていうのも逆にマジョリティなんだろうな。会場にもそういったシルバー世代がいっぱいいるけど、上の台詞がリアルに響くに違いない。また、そんなことを言いながら隠居がまだまだカッコいいところが売りなんだけど、その辺のところは「三匹のおっさん」なんかとも共通点はある。

「羊の木」でちょっとヤバい元殺人犯役をやってた優香さんが、いわゆる優香さんらしい息子の嫁役で出てるのもいい。

また、脇を固める俳優陣もなかなか豪華で、本作ではいいところは「木枯し紋次郎」の中村敦夫に持っていかれた感じ。

本作はいわゆる前編で事件そのものは解決せずに「続く」となるが、映像もキャストもスクリーンにかけるだけのクオリティはある作品だ。