愛しのノラ 幸せのめぐり逢いの作品情報・感想・評価

「愛しのノラ 幸せのめぐり逢い」に投稿された感想・評価

akology

akologyの感想・評価

2.5
猫より何より、主人公の男がうだつが上がらず情けなすぎてみていてイラついてしまった。
自分の不甲斐なさを猫で紛らわしているというか。
そして、その猫が行方不明になったら引きこもって仕事せずに家に引きこもるという…

こんな飼い主の元には戻ってこなくてよろしい!と思いつつ、奥さんが気の毒だしなー、と思っていたらちゃんと戻ってきましたとさ。

猫って不思議な生き物。
全然懐かなかったノラが徐々に距離間が縮まり、ある日家に入ってきたりする。
こちらは飼ってる気でいたら、他の家でも別の名前で飼われていたりする。
そして、いろんな人を幸せにする。
不思議だなー
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

2.7
わたしが本を読んで号泣したのは後にも先にもこれだけ、わたしにとって唯一無二である内田百間の「ノラや」が映画化!しかも主演が水澤紳悟!!
この随筆を読んだのは10代だったのでもう20年前のことなのに、もう、DVDを手に取った瞬間その時の感情が込み上げて泣きそうになりました。
とはいえこの映画は、あくまでも「ノラや」からインスパイア・イメージされたものと言った感じ。主人公もお爺さんじゃないし、猫もノラとクルツではなくシロとクロ。
やっぱり最初はどうしても、「なんか違う・・・」という気持ちに苛まれ続けたものの、ノラや的な状況に遭遇する1組の夫婦の話なんだと思える頃にはなかなか良い映画に感じました。

主人公・九十九の斜に構えた感じは全く愛らしさはなく、感情移入する人は少ないだろうな。なんでこのキャラ設定にしたんだろ?
彼がシロのことを回想するあたりからは悲しくなってしまったけど、九十九可哀想!ってのとは違います。

猫って本当に超可愛い。いなくなると本当に悲しい。
わたしはね、号泣しましたよ、この映画。そんな人、他にいないと思いますけど!
九十九の気持ちになったからじゃなく、猫がいなくなるシチュエーションに泣いたんでしょうね。
九十九は仕事しろ。
kura

kuraの感想・評価

3.4
おはよう、ただいま、おかえり、にゃあ

水澤紳吾さん、大島葉子さん
二人が作る夫婦の空気感が心地良かったです

何で今日に限って…なんて日
嫌なニュースを目にした日
ちょっと気分が良い日

そういう日々の積み重ねが人生なのかなと

シロが帰ってきたシーン、終わり方がとても好み

強く印象に残るとか、凄く良かったと言える様な作品ではないですが、有意義な82分だったと思います
特別さがないのがこの映画の良さ

“シロ、おかえり”
た、タイトルが既視感バリバリのミキシングビルドになってますが、そんな事はどうでも良くって、とにかく猫映画なので観るor Dieなのです。
…猫映画の主役猫が白猫なのってちょっと珍しくないですか?


質素で味わいのある借家(決めつけ)に住む夫婦。夫の朔実はうだつの上がらない脚本家で、主にテレビドラマなどをやっている。それだけでは当然食っていけないので共働き。子供は居ない。代わりに数年前迷い込んできた白猫を家族として迎えた。名前はシロ。活発で、目標をロックオンするとミサイルみたいにすっ飛んでいく。フラッと外に出て行って、遊び飽きたらニャーニャー鳴いて窓をペロペロする。

朔実は11月から日記をつけだした。この映画は、そこに記された二人と一匹の日々の暮らしを朔実が読み上げる形で進行します。

六畳の和室、PCに向かいドラマのプロットを書く朔実。モチベーション低い…。ソリティア、命がけの趣味の競輪。捗らない。
プロットをなんとか書き終えるが、つまらん…。ちょっと目を離した隙にシロ様がキーボードの上に!あ、あー!…止む無く書き直したら…マシになった。

酔い潰れ、大金が入った財布を無くした朔実。ついシロ様に辛くあたってしまう(※実際にはそれらしい描写はありません。御安心を!)。…後日警察から電話があり財布が見つかった!…シロ様に高い猫缶を買ってあげた。


…と、こんな感じで、だらしない脚本家のおっさんと、寛大な奥さんと、白い猫の日常がダラダラ描かれます。中盤までホントに何も起こりません。
…だが観れる!勿論シロ様の力によるところは大きいのですが、この夫婦の肩肘張らない日常の描写に妙に惹きつける力があるんですよね。かと言って猫と戯れて安穏としているだけかといえばそうでも無くて、妻に大病の疑いが浮上したり。或いはある日二人でテレビを見ているシーン。流れているのは“相模原障害者施設殺傷事件”の特番…。呑気な日常と表裏一体の暗い影が、この生活が永遠ではない事を予見させるようです。


ドラマの脚本の締め切りが迫るある日、執筆中の朔実にちょっかいを出してくるシロ様。止む無くお外に出てもらう事にした。
…それからシロ様は帰ってこなくなった。


物語の大きな山場は、迷子になったシロ探しです。夫婦であちこち探し回り、ネット迷い猫掲示板に登録して、ポスターを貼って…。居なくなって初めて分かる、家族の大切さ。
…まあ、ありがちと言えばそうなのですけど、この作品の特徴は意外なアンチクライマックスぶりに有ります。流石にオチとか書きませんが、“大感動!4回半泣いた!”って事は無い代わりに“見なければよかった…”って落ち込むような事もありません。強いて言えば、“嫌じゃなかった”。例えで逆に分からなくなりそうですが、『ハード・コア』の原作者いましろたかし先生の近年の日記漫画のような味わいが有りますのよ。

監督、初めて観る方だったのですが、普段はポルノ映画を撮られているようです。道理でシロ様が肉感的…ではなくて、観るものの生理に訴えるような静かな波の立て方が巧みなわけです。エンド曲、エンケンの『カレーライス』。染み渡りますなぁ。🍛🎸😇
ちなみにシロ様の代わりにしばらくの間、迷い猫クロがやって来ます。この仔も可愛い!よってネコネコメーターは2🐈ですよ。お得!
gummizuki

gummizukiの感想・評価

3.4
4/27鑑賞
一匹の白い猫と暮らす、子供のいない夫婦の平凡で平和な日常。
朔美の「妻と猫がいてくれればいい」というセリフに、なんだかじんわり胸が熱くなる。
淡々と過ぎていく日々。
最後の、ひよりの日記に、涙が出た。
主題歌も、とてもよかった。
特別な意味なんかない、映画と主題歌。
ただ、それがいい。
すね

すねの感想・評価

3.8
シロ、お前はどこに行ったのか。

猫、にゃあ、猫、にゃあ。
猫、にゃあ、にゃあ。猫、猫、猫猫。
猫好きにはたまらない作品。

猫を見ると、にゃあとか言っちゃうそこのあなた、観たらもっと言ってしまうかも、にゃあ、にゃあと2回は言ってしまうだろう。

人間と猫の物語。

監督 田尻裕司 脚本 中野太、川崎龍太
助監督 女池充、坂本礼

この名前見ただけでテンションが上がる。

やっと観ました、川崎龍太さんの猫のやつ。一部でそう呼んでいる。

夫婦が住む家に一匹の白い猫が迷い込むんだ、その猫をシロと名付けて可愛がる。

ところがある日、シロが家を出たきり帰って来なくなってしまう。

これは大変、ペットを飼った事のある人はわかると思うけどそんなことがあった時には死ぬだろう、まず心が。

シロ、お前はどこにいる?

シロのいる時間とシロのいない時間。

普通の日常が壊れていく感覚、あぁ…なんか切ない。

当たり前のようにシロがいて、もちろん家族、奥さんがいて、当たり前のようにその家族が行ってきますをした後にはただいまとドアを開けるだろう、そんな当たり前のことが愛しくとても大切なもののように感じることの出来る映画だった。

静かでいて力強いメッセージだった。
白猫が可愛い映画。

〇パッとしない脚本家とその妻は、子供はおらず白猫のシロと一緒に暮らしていた。ある日突然シロは姿を消す。懸命に探す二人だったがシロは見つからず……。

起伏が少なく静かな映画なんですが、どうもハマれませんでした。というのも、ストーリーがほぼ主人公のナレーションで進み、映画の良さである映像で語る部分がとっても少ないんです。余白部分はにずーっと主人公の中年男性のナレーション。

ああ、この人はこういう事考えてるのかな?
このシーンはこういう事を表したいのかな?
なんて、想像させる余地が全然ない。
そもそも、1から10まで主人公の内情を語ってしまうのであれば、小説で良いじゃんと思ってしまうのです。

……と、ラスト付近までは思っていました。
それが全部伏線になるとは……。しれやられましたね。
けれどそれがわかったことで、本編が面白かったかと言われると微妙……。
人間の嫌な面を見せたいのか、のほほんとした映画にしたいのか、哲学的なものにしたいのか、感情に訴えたいのか、この映画の肝となる部分がぼんやりしていて私には感じられませんでした。
我が家も子供がいなくて猫と暮らしていますが、この夫婦くらいの年齢になればこの映画の良さがわかるのかなぁなんて思いました。
カイト

カイトの感想・評価

3.5
30代の子供が居ない夫婦と白猫のありふれた日常の映画です。
猫と暮らしている人には共感できる部分もあるかと思います。