死ぬまでに一度は髪を赤く染めてみたい。
別に深い理由は無かったけど、今日、最高に理想的な赤髪の女を発見しまった。
あんなに安っぽくてエロくて、でも少女のように愛らしい赤髪は初めて見た。
そして愛すべき岡山天音。
この映画で一番狂ってる男。
エミコが電話口でヤクザの真似をして真之助を騙すシーンは茶番でしかなかったけど、愛を信じて傷つけられて捨てられて喜ぶ変態真之助を、私は抱きしめたくなった。
それにしても、男に傷つけられて、簡単には信じず騙しまくるエミコが、あの男にだけは最初から依存しまくるのが不思議だった。
娘が目を瞑って数を数えている間に、会ったばかりの男とキスをするシーンは、予想以上に最低で最高で好き。
愛するのに意味なんてなくて、気付いたら好きになってたし、気付いたら抜け出せなくなっている。
「好きなタイプは、好きになった人」って回答、昔は意味分からなくても死ぬ程嫌いだったけど、今なら分かってしまう。
終盤の性と死を対照的に描いてるシーンは死ぬ程好き。