Taul

ファントム・スレッドのTaulのレビュー・感想・評価

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)
5.0
なんて美しく下世話に愛を奏でる作品なんだ。PTA『ファントム・スレッド』至福の映画体験でした。

『ファントム・スレッド』凝った映像美はもちろん男女逆転劇からの夫婦ホラーにさえ酔った。美に厳しい男が選ぶ女性の容姿の理由に成る程と。枯れ具合さえ美しいD・デイ=ルイス、惑わすかのように彩るJ・グリーンウッドの音楽。決めつけの感想を書くと逃げていく亡霊のような映画の魅力にやられた。

『ファントム・スレッド』2回目鑑賞。映像、役者、音楽、台詞、全てに溺れる。今回は主にアルマよりで観たが、実は最初から彼女のペースだったようにも。やはり愛についての映画、女性には敵わない。もう一人のマスター、シリルはその表情が面白過ぎる。喜劇よりで楽しんだがニューイヤーのシーンだけは泣ける。例え男の負けと分かっていても。