ペイン

ファントム・スレッドのペインのレビュー・感想・評価

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)
4.5
“ジョナサン・デミに捧ぐ”

というわけで私が現役監督で最も好きな
監督の一人、PTA改めポール・トーマス・アンダーソン監督の新作。

どうしても期待値MAXで観てしまうんですが今作も素晴らしい映画でした。もう変態による変態のための映画ですよね(笑)これはPTA版「ゴーン・ガール」ですね。

拘り抜かれた完璧な衣装、完璧な美術、完璧な演技。前から3列目で観ましたが画面の隅々まで舐めまわすように観ましたよ。本作ももちろんデジタル撮影ではなく拘りの35mmフィルム。

ただアンダーソン信者の私的には「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」や「ザ・マスター」ほどは心に突き刺さらず圧倒されることもなかったかな。でも“アンダーソン映画としては”というかっこつきでこの点数なだけで“映画としては”満点です。今公開されてるどの映画よりもマストで観るべき1本なのは間違いない。

たしかに終盤は完全にコントですこれ。監督はインタビューでこの映画のジャンルを“ゴシックロマンスコメディドラマ”と言っていました(笑)ヒッチコックの「レベッカ」を参考にしたのは確かみたいだけれど、昔のゴシックロマンスになかったコメディ要素を本作に入れたかったと言っていました。

てなわけで私が本作を観て思ったのは、もし自分が結婚できたら嫁さんのことは心底大事にしようと思いました感想おわり(笑)