良かったとこ1 主役3人の演技
ちょっと頭のおかしいマイフェアレディみたいなシンプルなストーリーで、PTA映画にしては肩すかし。それを現実化させたダニエル・デイ・ルイスほか主役級3人の演技は見事。
終盤の食卓のシーンは、サスペンスかと思ったらラブストーリーだったことをセリフ無しで示していて、緊張感みなぎるのが良かった。
良かったとこ2 音
終始音楽が鳴っているようで、全体を通して一曲の長い曲を聴いているような感じ。そこに時折入る、強調された生活音の嫌がらせ感も、主人公レイノルズの偏執的な神経質さを表すのに効果的。
良かったとこ3 カメラワーク
まんまヒッチコックっぽいカメラワークもあれば、時折入るワンカット長回しがアクセントになっていたり、そのバランスが良かった。
残念だったとこ シーンの印象が薄い
PTAなので、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のミルクセーキみたいな、話の筋よりもシーンそのものが印象に残る場面やセリフを期待してしまうけど、今回はそこまで印象に残るシーンは無かった。
