美しいドレスと、グリーンウッドの精緻で豊穣な調べに乗せて繰り広げられる“悪夢”にメロメロだ。大好物すぎる!測られ身ぐるみ剥がされる、序盤の採寸シーンのエロさは今年イチだった。
はじめこそ男(ウッドコック)の抑圧社会に生きるアルマだが、次第にそれを侵食していく。恋とは結局奪い奪い取られることで、どちらがマウントを取るかにかかっているのかもしれない。その醜いゲームの行き着く先でのラストの食事シーン。そこで運命を受け入れるごとく、ウッドコックのなんとも言えぬ表情が脳裏にこべりついて僕を離さない。
あぁ、“悪夢”だ…