美しい映画でした。音楽も美しい。
正直飽きてしまうかなと思いながら見始めましたが、取り憑かれたように一気に見てしまいました。初めの方は静かな時間が流れて、後半から一変して狂気を感じました。
タイトルはそのまま訳すと「見えない糸」ですよね、話が進むにつれてレイノルズがアルマに心を縫い付けられていく様が。
アルマが主導権を握ろうとする色んな描写があった気がするけど、最初にアルマのドレスを作るシーンと、最後のシーンに2人の関係が変わったことが現れてるなと思いました。
2人が出会って、初対面とは思えないほどお互い愛おしい目線を向けてるのが印象的めちゃめちゃ好きです、、目だけで感情が伝わるの凄いと思う。
レイノルズがアルマにウェディングドレスの迷信みたいなの話すところがあるのだが、ドレスに「Never Curse」(呪われる事なく)と刺繍してて、これは作ってる女性たちのためなのかな。
強がりという言葉が会話で出てくるけど、わたしは「独身主義者だ」と言う彼の強がりなのかなと勝手に思ったりしました。ここも含めてダニエル・デイ=ルイスが演じるレイノルズは見てるうちにどんどん魅力的に映ったなぁ。
いろんなシーンで、ここはこういう意味なのでは、とたくさん考えが巡るので私は大好きです。はー素敵だった。
