冒頭の身支度のシーンから、レイノルズの気難しい性格が垣間見られる。
しかし、彼の作り出すドレスの数々は優雅でとても美しく、それを着たいと望む女性が多いのも不思議ではないと感じさせるのは、レイノルズを演じるダニエル デイルイスの品のよい佇まいからなのだろうな。
後に彼の妻になる若きウェイトレスのアルマが、彼のドレスを着た事により自分に自信をもつくだりは、女性なら感じた事のある感覚だろうと思う。
はじめはどちらかといえばレイノルズを追いかける側だったアルマだけれど、徐々にレイノルズの性質を理解し手綱を引くようになっていく。
歪んだ愛のかたちだけれど、マザコン気質のあるレイノルズにとっては、それもありだったのかな…
これから、事あるごとにキノコ料理が登場するのだろうか。
愛の形は色々。
