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ベン・イズ・バックのkioのレビュー・感想・評価

ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)
4.2
結構「ジュリア・ロバーツがいい母だった~!」みたいなコメント多くてビックリした。わたしは「とにかく反面教師にしよう」「肝に銘じよう」と震えながら見てたよ。

<あらすじ>ヤク中息子ベン(ルーカス・ヘッジズ)がクリスマスに帰ってきた。
母親(ジュリア・ロバーツ)は大喜びだけど、妹や継父は渋い顔で‥‥という始まり。

「ある少年の告白」のレビューで、わたしはこのベンイズバッグとある少年の告白、それからビューティフルボーイを、問題を抱える息子とその親3作まとめて論じたいと書いたのよね。
そんで自分の中の前評価はこれが一番低かったのだけど、観たらこれが一番ズドンときた。自分が母親だからだろうか。

まずビックリしたのは、ヤク中とはいえそもそもは医療上の過剰投薬から始まっているとこ。MJとかもそうだったけど、アメリカでは今大問題らしいですね。

で、この作品を一言でまとめるなら「自分にすら嘘をついているうちは何も解決しない」かな。
「善き母親」であろうと必死なのは確か。
でもそのために息子のことなどなど目をつむって、結果どんどん悪くなるという‥‥わー怖い。
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