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ドント・ウォーリーのditaのレビュー・感想・評価

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)
3.0
@MOVIXあまがさき   

ホアキン、ロビン・ウィリアムズやん…と何度か泣きそうになる。良き映画には違いないけど途中からずっと辛かった。気持ちを言葉にし自分を顧みることで人は人を赦し自分自身を救う。わかっているけどずっとそれが出来ないわたしは、キャラハンが羨ましかった。ガス・ヴァン・サントもそうなのかもしれないと思った。

いつになったら親を、家族を、自分を赦せるようになるのかとずっと自問自答し続けている。カウンセラーに3年くらい掛かっていた時期があって、ある日のカウンセリングで「○○さんは、今の行動を取ることでご両親に復讐しているのかもしれませんね」と言われたことがあった。復讐と言うと言葉がキツいけれど、その通りだなと思った。あの日のわたしの思いなんてきっと伝わっていない。あれから抱え続けている苦しみなんてわかってくれていない。それはとても小さなことだというのは知っている。気にし過ぎだということもわかっている。でも、赦せる日はきっと来なくて、親が死んだ時にわたしはきっとホッとする。ホッとした後に、後悔でいっぱいになることもわかっている。わかっているのに今何も出来ないことが本当に辛い。大切なことを映画にたくさん教わるけれど、こればかりは仕方がない。映画の感想ではなくなってしまったけれど、自身の問題と重なる映画はいつもこんな気持ちになる。

映画の感想としては、やっぱりベリーショートは小顔美人に限る、とルーニー・マーラを見て改めて思ったので、もしわたしが痩せても真似はしないでおこう。あと、ジョナ・ヒルが超よかった。ぽわんぽわんしてた。
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