ドント・ウォーリーの作品情報・感想・評価

「ドント・ウォーリー」に投稿された感想・評価

重度のアル中、ダメダメ野郎で、ある日事故って一生車椅子生活になった主人公。でもその後マンガ描いて成功。もう俺なんかだめだってところから、自分らしさを取り戻していく。CA役で、障がい者の彼に対する優しい姿勢のルーニーマーラーも最高。実生活でもパートナー同士のふたり。いつからでも人生はやり直せるというメッセージ。身体が不自由なのに、女にモテる彼の魅力。海外でみたため、マンガのジョークを完全に理解できず悔しかった…日本でもう一回ちゃんとみたい。
トト

トトの感想・評価

3.5
ティーチイン付きの先行上映。予告のコメディ感にびっくりしていたけど、重厚なドラマに仕上がっていた。グループカウンセリングから見える心理構造も欧米チックだなと思ってたら「日本はカウンセリングじゃなくて禅?」とトークで監督が聞いていて笑った

このレビューはネタバレを含みます

キリスト教的なメソッドで安易に救われた所が気に入らない。人はそんなに簡単に許せたり幸福になったり克服したりしないのでは?と文句言いたくてたまらなくなった。
そんな俺が、ここ数年で見たヒューマンドラマの中で特に良かったのが、たかが世界の終わりとマンチェスター・バイ・ザ・シーとマーガレットなんだけど、こんな煮え切らない終わり方の映画ばかりが量産されてもなんだか問題な気がする。もう俺はヒューマンドラマなんて観ない方がいいのかも。
ne22co

ne22coの感想・評価

4.5
2019年 劇場鑑賞15

映画って、観た年齢とか、タイミングとか、劇場とか、その時の自分の環境とか、全部を含めて、作品の印象として残っていくと思うんだけど、そういう意味で私にとって人生で1番大切だと思える作品を生み出した、ガス・ヴァン・サント監督。

彼の最新作、『ドント・ウォーリー』の日本最速上映会、そして監督が来日してのティーチイン付きだと知り、発売日にパソコンの前で正座してチケットを取り、行ってきました。

本作は実在の人物を描いた作品なんだけど、全ての人に通じる、じんわりと優しい作品だった。説明的ではなくて、観た人にそっと委ねるような、ガス監督作品ならではの雰囲気。

まさか私が監督本人を目の前に、生の声を聞ける機会に立ちあえる人生になるなんて思ってなかったよ!さらに次回作の構想とか聞けるなんて思ってもみなかったよ。あとルーニー可愛すぎるのよ。の+0.5点。
Daisuke

Daisukeの感想・評価

2.2
ティーチイン上映会行きました。ガスは大好きな監督だけど、今作は正直あまりピンとこなかった。ホアキンとジャックの演技は最高だったけど、お題目が個人的に合わなかったんだろう。相変わらず女性の描写は秀逸だったけど!
監督ティーチイン上映にて鑑賞。

やや平板だな〜、と思って見てたけど、乗ってくるといい具合。
観終わって、思い出してたら、あれ?あそこの視点を変えるとこんな解釈がということに気付き、やっぱすごいな〜、としみじみ。

あの、生ガスが目の前にいて感激しました。

GWにもう一度観たい。
i

iの感想・評価

3.0
ロビン・ウィリアムズならもっとハートフルな感じになったのかなと妄想。

ティーチイン付き上映会
監督、野村訓市 登壇
kyoko

kyokoの感想・評価

3.7
ひっそりとガス・ヴァン・サント監督が来日していて、しかもティーチインつきで最新作の最速上映会なるものがあると知ったときにはほぼ満席状態。最後の一席をもぎとったのは私じゃないかしらってぐらいぎりぎりだった。

いきなりのキムゴードンに「おおっ」とのけぞり、ルーニーマーラのベリーショートに心奪われ(ジャケ写参照)。ホアキンも素晴らしかったしジャックブラックはそもそも大好きだし。でも最後に印象を強く残したのはお金持ちの胡散臭さと哀しみとふわふわな愛を纏わせたジョナヒルだった。

「グッド・ウィル・ハンティング」を思い出す。
己を受容することがすべての始まりだということ。
自分を救ってくれた人もまた、救われているということ。

相変わらずいちいち説明しないので、唐突に感じる場面は多々あるし、特に泣かそうとしているわけでもないと思う(泣いてる人もいたけれど)。
人生の転機ってきっとこんなもんなのよ。
それが沁みるのよね。

監督はaa(断酒会)のようなものが日本には馴染みがないことで、この作品は分かりづらいのではとしきりに心配していたけれど、どちらかと言えばキャラハンの描く風刺漫画の面白さを瞬時に理解するほうが難しかった(KKKのネタは好き)。

原題「Don't Worry, He Won't Get Far on Foot」
邦題は途中で切って全く意味を変えてしまうといういつもの安易なやり方。
MiNoRi

MiNoRiの感想・評価

4.0
許すことで自分を受け入れる。
決して多くは語らない。
それこそがガス・ヴァン・サント。

自分に影響を与えてくれた人に、日本で会うことができた。
自分の言葉で、日本に来てくれてありがとうと伝えられた。
聞きたかったことまで、聞くことができた。
困りながらも、返してくれた言葉の中には優しさが詰まっていた。
貴重な時間に感謝でいっぱい。
とえ

とえの感想・評価

4.0
ガス・ヴァン・サント監督のティーチイン付き「ドント・ウォーリー」上映会に行ってきた

昔、むかしの話、ガス・ヴァン・サント監督の「マイ・プライベート・アイダホ」を観て、映画の素晴らしさにはまった私としては、とても有り難いイベントだった

この映画のお話は、車椅子の風刺漫画家ジョン・キャラハンが断酒会に通いながら、自分の人生を見つめ直す作品

この世の中に、人生が常に順風満帆っていう人は、あまりいないだろう

うまくいかないこともあるし、不運のスパイラルにはまってしまって、なかなか抜け出せないこともある

そんな時、私たちは何かに依存してその辛さを忘れようとする

映画好きは映画をみるし
音楽好きなら、ライブで思い切り踊ったりするかもしれない
無心でひたすらゲームをする人もいるかもしれないし
SNSで悪態をついている人もいるかもしれない

この映画の主人公 ジョンの場合は、酒を飲むことで人生の辛いことから逃げていた

しかし、その悪癖が、彼の人生をより辛いものにしていってしまう

この映画は、もしも、私たちが、そんな不幸のどん底に陥ってしまった時、どうやってそこから抜け出せばいいのかを教えてくれる

もともと、この映画は監督が「グッド・ウィル・ハンティング」で一緒に仕事をしたロビン・ウィリアムスと共同で進めていた企画だったという

残念ながら、ロビン・ウィリアムスは亡くなってしまったけれど
きっと彼の深い悲しみの中に、ジョンの気持ちと通じる部分があったのだろうと思う

その後、ジョンは酒を断ち切るように風刺漫画を描くようになるのだが、その悲しみを笑いに転化するところも、ロビン・ウィリアムスの気持ちとリンクしていたに違いない

ジョンが、この映画の中でどのように酒や悲しみを断ち切ろうとしたのかは、ぜひ、映画を観て確認して欲しい

私が、そんな彼の姿を観て思ったのは
自分では、悪いことが続いて、何て私の人生は不運なんだと思う時でも、生活習慣を変えたり、自分の気持ちを切り替えたりするだけで、人生は好転するということ

それが難しいから、人はなかなか人生を変えられないんだけれど、何かをきっかけにして、変えるべき時はきっとやってくる

もしかしたら、この映画を観たことをきっかけに、ジョンと同じ行動をしてみたら、人生を変えられかもしれない

周りの人たちは、自分が思っているより優しいし、誰かに頼りたい時は頼っても良いのだ

人生は、案外悪くないよね
と思える映画だった

この映画の中では、断酒会のグループセラピーのシーンが多い
断酒会やグループセラピーが、あまり浸透していない日本で、この映画が受け入れられるかどうかを監督はとても心配していた

グループセラピーは、例えば家族や友人との会話だと思えば、そんなにかけ離れた問題でもないなと思った

最近、落ち込み気味で…とか、どうも人生うまくいかない…と、ネガティブな思考に陥っている人にこそ、観て欲しい作品
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