夜空のパンケーキ

港町の夜空のパンケーキのレビュー・感想・評価

港町(2018年製作の映画)
4.9
言葉が出ない…映画館で鑑賞して数日経つが感想がまとめられない。
素晴らしすぎて。
映画の中にある生活からまだ抜けきれていないようだ。
こんなに生活の一部をそしてその奥深さを切り取れる想田監督には感服した。
そして想田監督の隣で観ることが出来たことに幸せを感じる。

想田監督の作品はドキュメンタリーではない。
「観察映画」である。
テーマを決めずカメラを通して観て聴いていく。
編集中もテーマを決めて編集しないらしい。
それをすると意図的な作りになるからだそう。

岡山県瀬戸内市牛窓の港町に暮らす人々。
映画を観終えた瞬間、自分は劇場にいたんだと気づく。
上映中は常に牛窓にいたように感じるからだ。

耳の悪い漁師のワイちゃんと小さな頃に捨てられたクミさん。
二人のやりとりや暴露する悲しい現実に笑い涙する…その他の人々との切り取られた生活がリアル。

想田作品は『精神』しか観たことないが、「観察映画」としての素晴らしさを見せられた。
舞台となった岡山での上映初日ということもあり満員で、舞台挨拶も地元ならではの発言もあり盛り上がりました!