猫

港町の猫のレビュー・感想・評価

港町(2018年製作の映画)
3.8
想田和弘監督作品の観察映画は
ほとんど観ている。

途中で牛窓が舞台だと気づき 
『牡蠣工場』と同時期に収録したのかと穿った(笑)
ゴロン猫など沢山笑わせてもらった。
いろんな人々やいろんなシーンが撮されているけど
自分は魚屋さんの場面が好き。
凄く「生」を感じた。
皮をはぐ見事なリズムと手さばき。 
まるでモノのようにぞんざいに扱われる魚たち
ああそうだよ。
可哀想なんて言うのは偽善だ。
私は美味しくいただいている。
モノたちだ、と気づく。

追悼された女性を想う。
人生を語れて、語れる人生でよかったねと。
ただ映画の中にあるのは
「人間」
だから哀しくていとおしくて素晴らしい。
モノクロ映像が、効いている。

 2018.5.16 名古屋シネマテークにて鑑賞