てるる

ブレードランナー ブラックアウト 2022のてるるのレビュー・感想・評価

3.8
ブレードランナーの設定が2019年。
続編の「ブレードランナー2049」までの間の出来事を描くショートストーリー3作のうちの第1弾。

2022年に起きたブラックアウト(停電)事件のあらましを日本人監督がアニメで描く。

今回の短編3作のうちでは一番長いし、一番見応えがある。

渡辺監督の作品では「サムライチャンプルー」が一番好きで、作画もやっぱりどこかしらデフォルメよりもリアル路線。

そして短編にしてはムゲンのような凝ったアクロバティックアクションと銃撃戦や爆発シーンが素晴らしい。

途中挟み込まれる劇画のような、ラフ画をそのまま映像化したようなシーンも印象的。
この映像のおかげで、レプリカント達が戦った戦争の悲惨さが刻み込まれる。

どっちかというと「2049」よりもこっちのほうがシンプルで好きかも。
あの戦争を長編化して見せて欲しいくらい。
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