私も個人的にブラーのセカンドがマスターピース！だと思っているクチで、レディへも勿論大好きだし、リバティーンズも、ラストに対バンの名前だけ出てくるフォールズも好き。
だからか、色々この作品について評価は甘くなる。リアムが何かとボヤいていたアンチデジタルも凄くわかるし、配信音源とかも、未だに乗れないし。
店頭に足運んで、ディスク吟味して、早く聴きたくて帰り道ドキドキする事とか、それ込みで、CD聴くたびに記憶も再生される。リアムがディスクについてどれだけ重要か説くシーンでもそうで、触れられることの重要性がナタリーにとっちゃ文字通り“ヘヴィ”に変わると精神的にも悩みがかさばっていくだけで。
だからタワレコ閉店のシーンはドキッとしたし、その後の二人のメタファーにもなってて納得。
終盤の都合の良い展開や、バンドマン免除的な扱いは確かに痛い部分もあるし、周囲の人も優し過ぎるなぁと苦笑ものだが、様々なシーンがちょっと過去の私的な事と被りすぎて、この二人の結末、私は満足。
