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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~のtoshiのレビュー・感想・評価

4.1
UK音楽に浸れる一本です。ただ、私は年齢からするともうちょっと前のUKを聴いていた(いる)ので個人的には存じていない曲も流れたり・・・。でもこの如何にもなブリティッシュ感な作品はやっぱり楽しめました! 何かちょっと気ダルいのも感じたり・・・。それらがUKぽくて良かったです。

アナログ媒体に拘りを持つリアム。彼は売れないスリーピースバンド、ヘッドクリーナーのVo&Gt兼務リーダー。ある日レコード店でblurのベスト盤を手にする女性のナタリーに、「ベスト盤は手抜き」と他のアルバムを勧める事をきっかけに、徐々に出会いながら惹かれ合いお付き合いすることに・・・。
でも同性し始めると、夢を追いかけるリアムと夢を断念し家系を支えることに専念したナタリーのお互いの想いに歪みが生じはじめて、二人の関係が徐々に怪しくなっていきます。
リアムとナタリーに待ち受ける結末は・・・。

とりあえず先ず、blurが好きな男性の名が「リアム」という設定にニヤニヤですw そしてナタリーは、私の組んでいるバンドのUK大好きな女性ベーシストに話す口元とかとっても似ていてそれに対してニヤニヤ。w

邦題に引っ付いた「泣き虫ギタリスト」に、大映テレビのスクールウォーズ滝沢先生ばりの号泣を期待したのですが「泣き虫」とは、そう表現してきたかっ!で・・・。でも今作なりの「泣き」を堪能させていただきました。

尚、今作のライヴシーンで流れる「リコリス・ガール」は名曲だと思いました。フルで聴いてみたいですっ!

今作冒頭、リアム&ナタリーの部屋にリアムが入る時、ストーンズのサムガールズのアルバムジャケの画が鏡越しに映る演出・・・、堪りませんっ!!
そしてリアムの「老人ホームに行っても一緒にエース・オブ ・スペーズをガンガン聴きたいっ!」というナタリーに伝える言葉が胸熱っ!
UK・・・、ブリティッシュにどっぷり?浸れる今作でございます。お好きな方は是非っ!!

【余談】
ボヘミアンラプソディ、ステータスアップデート、そして今作と音楽も楽しめる映画が揃って上映。それらを劇場で楽しめた事を大変嬉しく思います。
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