日日是好日の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(1館)

日日是好日2018年製作の映画)

上映日:2018年10月13日

製作国:

上映時間:100分

あらすじ

「日日是好日」に投稿された感想・評価

大森監督作と言えば、昨年の「光」や「ぼっちゃん」、「ゲルマニウムの夜」など、過激な内容で人の心理を鋭く突くって、イメージが強い。でも、本作は茶道を通じての温和な雰囲気。原作は未読だが、茶道の作法について学ぶことも多く、正に目からうろこで。ひらがなの「こ」や「ゆ」で動作を表現するのも興味深い。これをなぜか問われて、先生は「そういうものなの」。この先生役に樹木希林。この件、通常であれば反発感が強いのだが、なぜか納得してしまい、コミカルさもある。この役者ならではってことか。
時間の経過を二十四節気で表記し、フェードイン・フェードアウトで繋ぐのも凝っている。そして掛け軸、だるまがお気に入り。
でもね、何でフェリーニの「道」が出てくるのかな。主演の典子役の黒木華に海辺でジェルソミーナ・ダンスまでさせて。イタリアの巨匠の傑作と伝統の日本文化の茶道が何の繋がりが?小学生が「道 」を観て、大人になって見直せば、違った感慨があるのは当然とも思われ。これを茶道と結びつけるのは無理があるのでは?
それにしても、黒木華は最近出演作が多すぎではないか?月1ペースで公開されている、今後も。「未来のミライ」では声優も務めてたし。今作も名演だし、使いたくなる役者ってことか、それとも他に適した人はいない、のかな?
樹木希林の演技って不思議

すごい魅入っちゃう。

この映画は特にすごい話とかではないんだけど
もう一度みたいなって思える作品。
knjmytn

knjmytnの感想・評価

3.9
なんてハイセンスな習い事なんだ。

夏には、滝の掛け軸をかけ、涼やかな籐の入れ物に夏の花をいけて、水指はさっきそこで水を浴びたような釉薬がかかってる。

お茶を飲む茶碗も、お茶菓子も、着ている着物も、あの空間にあるすべての道具や用意しているものが漏れなく季節とリンクしてて、ハイセンスすぎる。
すごい世界だ。

その丁寧にしつらえて用意された世界の真髄に触れるためには、意味も理由もない、一見超煩わしい数々の所作を身体に浸透させないとダメで、場を成立させるには受け手側もちゃんと努力をしないといけないことがよくわかる。

茶道具集めに躍起になってた戦国武将の気持ちがすごくよくわかった。
当時の最先端の超ハイセンスな総合芸術だったんだな。
血生臭い争いの時代にこんな世界が成立したっていうことが本当に面白い。

所作の違いから生まれる美しさもよく感じられて、美しい映画だった。

でもこの超高度な察する世界と、所作のさまざまなルールが、現代のマナー警察野郎が生まれる原因とつながってる気もしてきちゃったりもした。
深くその道に入り込んだ人はやっぱり優しいことは映画で伝わるけど、少しかじった人とかは所作に超厳しそうみたいな。
ゆゆ

ゆゆの感想・評価

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茶道!これまでまったく縁のないものだったけど、ちょっとやってみたくなった。どこで習えるのかな。これなら今からでもいける?にちにちこれこうじつ、その日その日の暑さや雨の音や静けさを体で感じる、いかにも日本らしい、だからこそ知らなかったら損!な世界なのかもしれない。黒木華はなんだか面白い女優さんだな。樹木希林さんの遺作。万引き家族とは全然違う、品のよいお年寄りも演じられてやはり稀有な存在だったなあと。劇中に出てきたセリフのように100歳まで生きてて欲しかったなあ
ぽん子

ぽん子の感想・評価

3.6
お湯はとろとろ。水はきらきら。
作品を通してお茶の世界を言葉に起こす試みでもある。
樹木希林さんの遺作。役柄がとっても穏やかでありながらお点前がすごく凛としてて、とても素敵だった。
あずさ

あずさの感想・評価

3.7
お茶がやりたくなるのはもちろんだけど、自分の姿勢が気になってくる映画。

思っていたよりも心に響かなかった。原作を読んでからもう一度見てみようと思う。
bata

bataの感想・評価

3.7
何気ないこと
私、最近思うんですよ...こうして毎年おなじことが出来るっていうのが、幸せなんだな~って、という武田先生(樹木希林さん)の言葉が良かったですね~♪
自分も幸せを感じる瞬間を大事に生きていけるよう心がけようと思いました。

表千家茶道教室に通うことになった典子(黒木華さん)と従姉の美智子(多部未華子さん)。二人の成長とともに日々の積み重ねを感じ、季節の移り変わりを感じ、人と人とのつながりを感じる。実生活で波風があっても、そこに行けばいつもの穏やかな時間がある。大切なことですね。
茶道はやったことがないのですが、観ていて羨ましくなりました。

全体的に静かに淡々と進んでいく映画でしたが、意外に退屈にもならず、時間が過ぎていく感じ、良いですね。良作だと思いました。
樹木希林さんの遺作じゃなかったら見ようともしなかっただろう映画。
パッケージ通りの内容だったけど今の年齢で見たから優しいいい映画だなと思った。

いつやめたっていいじゃない。
ただおいしいお茶を飲みにくればいいじゃないの。
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