かんふー

日日是好日のかんふーのネタバレレビュー・内容・結末

日日是好日(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

何気なく見始めたのに、映画を通して心が洗われて、気づいたらポロポロ泣いてた。見終わった後もしばらく涙が止まらず😢

なんでだろう、ストーリーとして大きな展開があるわけではなく、主人公の典子のお茶との出会いとその半生を淡々と描いているんだけど… 20代、30代、40代と年を重ねていく典子と過去と現在の自分をかさね合わせて、共感するところが多くて、入り込んでしまった。

和室に差し込む日差し、四季折々の庭の風景、雨の音、水の音、虫の声、全てに心癒された。ぜひ静かな部屋で観てほしい作品。

仕事の忙しさにかまけて、本当に雑な生活を送ってしまっているけど、もっと生活を見直したいなと思いました。もっと今の住まいを整えたいし、自然や四季を感じる時間を増やしたいし、周りの人との関わりを大切にしたい…
そうは言っても、毎日の生活は容赦なくおそってくるので、なかなか変えることは難しいですが、この映画はそういう慌ただしい気持ちをリセットしてくれる力があるなと感じました。

20年以上毎週土曜日欠かさず教室に通い続けるって素敵だよね。犬の絵が書いてあるお茶碗が2回目に出てきた時、あまりにも気持ちがほっこりして、また泣いちゃったよ😭
日々目まぐるしく変わっていく時代だからこそ、変わらないものを大事にしていけたらいいのかもね。


素敵な作品をありがとうございます✨