バナバナ

日日是好日のバナバナのレビュー・感想・評価

日日是好日(2018年製作の映画)
3.8
原作者の森下典子さんが25年通い続けた茶道のことを書いたエッセイの映画化。

最初は同い年の従妹と通い始めるのだが、ご本人はちょっと頑固で不器用な性格で、いとこは明るい美人といったところか。
これといった事は起こらないのだが、茶道教室の裏で起こっている彼女たちの日常を薄っすらと見せ、その時悩んでいる事などが垣間見られるようになっている。

本当に月日の移り変わりを淡々と描いている作品なんだけど、茶道教室の研ぎ澄まされた空気や、その教室の先生、樹木希林の凛とした佇まいがよく伝わってきます。
こういう空気感を映像で見せるのは難しいと思うんだけど、この作品は成功しています。
なんとなく、飽きずに最後まで観る事ができました。
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