日日是好日の椿のネタバレレビュー・内容・結末

エッセイが原作なのをわかってても、1エピソードがブツ切りなのと唐突な心象風景のシーンはちょっと面食らうかな。
（なんかシュールだし）
エッセイの内容を並べるんじゃなくて、どっかの時間軸を切り取って、エピローグで現在につなげた方が座りがよかったんじゃないかな…？
エッセイを『原作』じゃなくて、『原案』にして。

それか開き直ってNHKのドキュメントちっくに、1年間の定点観測みたいな作りにするとか。
（どちらかというと、そういうのが見たかった）
出てる役者さんは安定感のある人ばかりだし、間と画面はそれなりに持つんじゃないかね。悪くはないけど、今一歩なんか足らない。アレなのは脚本なのか演出なのか…

役者さんと、物語のキャラクターを重ねることはあまりしないけど、このタイミングで樹木希林さんのああいう役をみると何やら。
茶室から見える庭の四季の風景も美しくて、目にやさしい。
穏やかだけど、ほんのちょっと寂しさが漂う映画でした。
ちょっと疲れたときにピッタリなはず。