・やっぱり樹木希林の存在感が大きい。
人生の真髄を会得した先輩というのはそこに居るだけで安心感がある。
その人から出てくる言葉に救われる映画
・「世の中にはすぐ分かるものと分からないものがある」「頭で考えずに自分の手で考えなさい」など今の世の中だからこそ伝わる言葉や思想があった。
こういうのは好き。
・お茶の静かな美しさが特に音から伝わってきた。個人的にはもっと彩度低めで露出も低めで良かった印象がある。
そしてシネスコサイズの方が良かった。
・全体としてはストーリーラインが途切れ途切れで物足りなかった、とは言えかなりの長い年月を2時間に収めているのでそれはそれで難しそう
・黒木華が不恰好に歩くのを多部未華子が泥棒みたい?だったかな?
と、ツッコミを入れるのは余計だなあ。
やっぱり映画でツッコミっていらない、お笑いなら小難しいボケが多いから説明というボケは必要だけど映画の笑いはもっと分かりやすいからわざわざ説明になってしまうツッコミはいらない
・本来は言わない独り言も多かった、漫画的だ。
・和菓子がとても魅力的だった、お茶よりもいろんなカタチに出来るし、絵も描けるし季節を表現しやすいツールだなあと。
・ホームで声をあげて泣く黒木華。これは全くリアリティがない。ホームで泣くなら我慢してるけど我慢出来てない感じがリアル。なんかしらけちゃう。
・ブラックアウトを多用しすぎな印象。
・海を見て「海だー!」っていうセリフと波際まで走って危うく濡れそうになる芝居はもう見飽きたなあ
・それぞれの人たちの関係性が見えにくかった。いわゆるみんないい人で、どうでもいい人のように見えてしまう。
クセがないというか、人物像を深掘りしてない感じがする。