けーな

日日是好日のけーなのレビュー・感想・評価

日日是好日(2018年製作の映画)
3.7
これは、個人的にとても感慨深い映画だった。私も、昔、茶道のお稽古をしていたからということと、私もよく行っていた場所がロケ地として使われていたから。

今作で、お茶会が行われる三渓園で、私も、お茶会に参加したことがある。横浜そごうの茶室もロケの際に使われたそうだが、そこで、お稽古をしたこともある。駅のホームのシーンでは、最初、なんとなくぼーっと観ていたが、どこか見覚えがある気がするなと、途中で気づき、さらに、電車が映って、ハッとなった。あれは、相鉄線。以前、実家があったので、毎日乗っていた電車であった。そして、映画を見終わってから分かったことには、主人公典子が通う大学が映るが、それは、町田市にある桜美林大学。大学の敷地に入ったことはないけれども、以前、その近くに住んでいたこともあるので、なんだか、とてもご縁を感じる映画だった。

茶道をしたことのない人にとっては、退屈に感じる映画かもしれないが、同じことを繰り返していく中で、毎日が良い日だと気づくこと、それをこの映画が教えてくれると思う。毎日を良い日にしていきたい。

以下、一言、ネタバレに通じることを言います。


















後半、主人公典子の父親が亡くなる。私も、先日、父を亡くしたばかりなので、そこの部分も、心に刺さった。
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