シグのすけ

日日是好日のシグのすけのレビュー・感想・評価

日日是好日(2018年製作の映画)
3.5
煩悩の権化のような私にはタイトルのような心境には多分一生なれないのだろうな。静かな良い映画だと思う。

前半はコメディちっくな部分もあったけど次第にノリコの厭世感みたいなのが際立つ、卒業も仕事も恋愛も死も電車の窓際からノリコが眺めるただのすっ飛んでいく風景のようだ。

ほぼ女性だけの出演者の中で唯一の男性である鶴見辰吾は案の定「先に逝ってしまう者」の記号として提示されてるようで悲しい。

観終わってレビューを読むと成る程〜とやたら感心してしまった。私一番驚いたのは茶道経験者もしくはその親族の方がかなりいらっしゃる事。

学校に茶道部があったかどうかも定かじゃ無いし、公園とかで野球やサッカーしてる子供はよく見るが茶道してる子は見た事ない。茶道って実在してるのか?おかしい。隠れてやってるな?やはり裏千家の方々は地下とかで秘密裏に活動されてて、「裏」とか「USK」とか刺繍した黒頭巾を被り当局の目を逃れながら活動してらっしゃるのだろうか?多分そうなのだろう。そして闇の中で松明に火を灯し…。

※仕事で裏千家の立派な先生方に何人もお会いした事あります。ごめんなさい🙏
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