ゆったり、ていねいな映画。
時間の流れが終始ゆるやかで、日本の美しさが描かれているなって感じた。
お茶の世界って不思議な細かいルールがあってややこしいなぁって最初思ったけど、
観てるうちに美しい所作や、心を落ち着かせて人やモノの内面をしっかりと見て大切にするものなんだなって感じて、ただただ美しいって見え方が変わっていった。
無音の時間がたくさんあって、私みたいに何かに追われて日々せかせかしてる生活してると、冒頭で
「この映画、最後まで観るの無理かも」
ってなると思うんだけど、観続けてると心が落ち着きます。
四季の移り変わりを感じることとか、雨音に耳を傾けたりとか、そういう周りで起こる小さく静かな変化に目を向けることを忘れていたなって気づかされます。
毎日がいい日。
そんなことをうれしいと感じられる人でありたいと思う映画。
気持ちや時間に多少余裕があるときに観るのがおすすめかも。
あとはゆったりとしたいときに観るのもおすすめ。