たまたま、先日大森南朋が演じたナギサさんを見てこの映画のテレンス・スタンプを思い出しました。リリース当初はポスターのビジュアルがすごく好きだったけれど、観るには至らず。6月はPRIDE月間ということで、地元の映画館でクラシック上映されるので観てみました。
ガイ・ピアスがお茶の間のアイドルから本格的な映画俳優に舵を切った記念碑的作品。彼はキャンプで陽気なゲイを好演、テレンス・スタンプもお母さんみたいで良かったし、ヒューゴ・ウィービングと彼のエピソードも良かった。ヒューゴはなんと『Slow Horses』に元CIAの傭兵役で出てたのですが、渋くてかっこよかった。この映画とは全く結びつかなかったなぁ。
リリース当初よりLGBTをずっと受け入れやすくなったなぁと改めて。プライドのデモで初めてTバックのお尻だしたお兄さんに囲まれた時はショックだったけど、今ではそれも笑い話。
多分一生体験することはないだろうオーストラリアの雄大な自然と、打たれてもへこたれない明るさに勇気を貰えるロード・ムービー。なんと、同じ監督とこの3人で第二弾の制作が予定されているそうです。時代背景が大幅に変わったから、どんな作品になるのか楽しみです。