よくわからないまま泣いて、らしくなく愛と平和を願ってみたりした。
みんな愛しかった。バーニーに見惚れていたんだけど、アダムのやかましさが私をメイクアップしてくれて、Queenのアンソニーは最高だった。
迫害されて傷つく彼らはどこも被害者然としてなくて、ハイヒールの不安定なぐらぐらした足場でそれでも凛と地上に立ってる。それが最高にかっこよかった。
ずっと悩んでいた自分がいて、悩むことすらばかだと思って自分が嫌いで、でもアンソニーにの「分からないわ！」に救われたと思った。その姿は本当に綺麗で、やっと自分をまるっと肯定できた気がした。(少し)
「わからない」ことに悩んで、答えを出そうとして自分の半分か両方を殺そうとする私がまたいつか現れたら、無理やりでもこの映画を観させる。
自分含めて私が愛する人がみんな愛に包まれて幸せでいますように。それは叶わないことって知ってるけれど、現実はクソみたいだけれど、それでもみんなが良い夢を見られますように。
