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ジム&アンディのkapoのレビュー・感想・評価

ジム&アンディ(2017年製作の映画)
3.6
え、これジムキャリー⁉︎
お爺ちゃんやん。
から始まった映画だった。

ジムキャリーと言うか、
マンオンザムーンで20年前演じた
天才芸人アンディ・カウフスマン
について、蔵出し映像と
現在のジジ(たぶん髭のせい)キャリー
が語るというドキュメンタリー。

肝心の映画は未観だけど、
その舞台裏がドラマ過ぎて興味津々。

役に入り込むというより、
魂を入れ替えて演じている
感じだった。

そして、それを見てると
この世は全て幻かもしれない、
と観てるこっちも分からなくなる。

それくらい演じる姿が凄まじい。

ジムキャリーの映画は
そんなに多く見てないから
よく知らないけど、
何だかただのジムキャリーとして
生きるのが
すごくシンドそうに思えた。

ちょっとググったら、
やっぱりプライベートでは
不安定な感じで、
これってスターの運命というか、
そこに到達した人たちの
生きる世界という気もする。

幸せとかそういうの抜きにして、
表現者として
エンターテイナーとして
達観してる人の言葉は広くて重い。

弱いから強い、みたいな
ニュアンスをまとった、
コントラストが強烈な
力強い魅力がある人なんだ
と初めて知った。

やっぱり狂気的なものは、
トンデモなく惹きつけられる。

今更ながら、
これを見てファンになった。

ジムキャリー発言記録:
・宇宙にただ漂って生きる
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