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仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダーのtetsuのレビュー・感想・評価

5.0
同じサークルに所属する
仮面ライダー好き二人と鑑賞!!

"仮面ライダービルド"として、
町の平和を守る桐生戦兎と
その相方"仮面ライダークローズ"こと万丈龍我。
彼らの元に出現した謎の戦士"カイザー"は、ゲートを使い、龍我を並行世界へと飛ばしてしまう...。
カイザーの企みによって、2つの世界の激突が24時間後に迫る中、
見慣れない世界に困惑する龍我は、"仮面ライダーエクゼイド"こと宝生永夢に遭遇するのだった...。

おいっ!
誰だ!こんな神作品作ったのは!笑
(※個人の感想です。)

wikipedia情報によると、
白倉プロデューサー*が、
本作品に冬映画と春映画の2本分の総力を結集した
と公言していたようですが、
いや、本当に、それが正解でしたね!!

*戦隊とライダーが戦う「スーパーヒーロー大戦」などの挑戦作を発案し、特撮ファン界隈でも好き嫌いが分かれている名物プロデューサーw。

正直、昨今の東映特撮映画は、
1年に公開される作品が増えすぎ、
1作1作が雑になる傾向(←特に春映画w)があったとは思うのですが、
本作(とシリーズ前作)は、そんな悪しき流れを打開し、見事に特撮ヒーローの素晴らしさを再興したと思います!!

良かったところを具体的に挙げると、
・ゲームが題材のエクゼイドらしく、FPSの様な戦闘映像が登場するところ
・壮大な空撮や、シリーズ史上最高クオリティのCG
・歴代ライダーの扱いの丁寧さ、登場までのドキドキ感
などなど、キリがないのですが、
特に、
観客を盛り上げるだけでなく、感動させる音楽
は最高で、こんな僕も、あるシーンでは自然と涙がこぼれました。
ちなみに、隣にいた友達は終始、涙ぐんでいました。笑

と、じつのところ、
今回のメインキャラクターである仮面ライダーエクゼイドとビルドに関しては、TVシリーズをあまり見れておらず、
ビルドに至っては、前日に初めて数話予習した程度だったのですが...、そんな僕でも楽しめる作品になっていたのも良かったです!

僕がハマっていた数世代前の仮面ライダー(オーズや、フォーゼなど)について、思いのほか、しっかり描かれていたのは、特に嬉しく、
彼らは僕たちにとって、
1年間共に闘ってきた仲間、
もしくは戦友なわけで、
その後、どうなったのかが分かるだけでも、
同窓会のような楽しさがありました!

また、短時間でも、
それぞれのキャラクターが分かるように工夫されているので、平成ライダー初心者の方でも、是非、観ていただきたいです!!

最後に、
この映画、最も素晴らしいのは、
子供向けのただの特撮映画にならず、
"ヒーロー(仮面ライダー)とは何か?"
というテーマに、しっかりと切り込んでいるところ!
今回、登場する仮面ライダーは、
平成2期(「仮面ライダーW」~)という分類に括られ、
フリーターだらけだったw平成1期(「仮面ライダークウガ」~「...ディケイド」)の主人公達に比べると、
個性的な職業や役職についているのですが、
それを上手く活かし、適材適所に配置することで、短時間ながらも
それぞれの"ヒーロー観"
を浮き彫りにしていたと思います!

これは、平成2期の原点であり、
仮面ライダー映画では、最高傑作と称されることも少なくない「仮面ライダーWーFOREVERーAtoZ運命のガイアメモリ」のラストシーンや、そのスピリットにも通ずるもので、平成2期の集大成として、これ以上ないものだったと思います!
また、それは、最近のアメコミヒーローとは違う、仮面ライダーだからこそ、描けるテーマだったと思います!

というわけで、
これまで、数々の仮面ライダー映画を一喜一憂しながら、観てきましたが、ここまで追いかけてきて良かったな~、と思える平成2期史上最高の一作でした!

参考

白倉伸一郎(プロデューサー) - アニヲタWiki(仮) - アットウィキ
https://www.google.co.jp/amp/s/www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20838.amp
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