TSUTAYAのない外国で暮らし、最新情報にもすっかり疎く、映画を浴びるように観ることはできなくなったが、機内にて何も情報なしにフォントと雰囲気でウディアレンの新"お蔵入り"作品を一発で探し当てるくらいの嗅覚はまだあった👍
今をときめくティモシーシャラメとエルファニングがウディアレンのニューヨークで雨に打たれる。その雨は手厳しく、でもどこまでもオシャレな音色で、ふたりの若者の肩を濡らすのであった。。
ストーリーとかどうでもいい。
おしゃれ世界記録の自己記録をどこまで更新し続けんねん!!ってぐらい今回もオシャレだった。
ウディのプライベートな過去に決して許されない問題があったとしても、本物のおしゃれを知る、数少ない老人のひとりであることは確かだと思う。会話や洋服や風景に、これほどシャレを楽しむ余裕を見せ続けてくれる大人も他にいないのではないかと思う。
エルファニングちゃんが着用するミントグリーンの完璧なサイズ感のセーターからも、これぞ巨匠映画のあるべき姿、と思っちゃったな。