やま

レイニーデイ・イン・ニューヨークのやまのレビュー・感想・評価

4.1
雨の日のニューヨークで面白いことなんかそもそも起きるわけがない。きまって雨の日は最悪なのである。


だけども見終わった後の満足感が凄いのは、やはりウディアレンの生み出すキャラクターのおかげだろうと思う。クセが強いキャラクターが多い。
しゃっくりが止まらないエルファニング。笑い方のおかしい兄の嫁。


豪華キャストであるのも魅力の一つか。


ティモシーもエルファニングもとにかく最高。
ティモシーの俗世間と異なる点は多々あると思うが、個人的にギャンブルで勝ったお金を適当に机に投げる感じが良い。ポケットに大量のお金が入ってる。


下着姿で外に出されてしまうエルファニングももちろん最高。とにかく好奇心旺盛で何も考えていない。スターなんか変態ばかりなんだと言わんばかりのウディアレンの性格の悪さ?(或いは事実なのかもしれない)が溢れてる。


映画好きは良いなぁと思えるほど、映画のタイトルであったりスターたちの名前が出てきていたと思う。「過去を逃れて」のように出会うシーンもたまらんな(確かこんな感じに女と再会してきた記憶がある)。


ウディアレンまだまだ頼むぞーと言いたくなる映画だったと思う。
やま

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