"食べることは命"
貧困生活を余儀なくされた子どもたちを
子どもたちの視点で描かれた作品。
貧困生活に至った経緯が多く描かれてないのは
子ども視点
だからなんだろう
と思いました。
なんでこの生活になったか、じゃなくて
今をどうするか。明日を生きるんじゃなくて今をどう生きるか。
そして、今この目の前の光景に何をしてあげれるか。
手を差し伸べるまでの勇気や気恥ずかしさ
どうする事がベストなのかと手探りで行動していくんだけど
子ども視点であるがゆえの純粋さに心が痛む。
姉妹二人の生活苦難は勿論大きい課題だし何度も目を瞑りそうになりましたが
たかし君がふと目を横にした時に見た
余所の家族が見せた家族愛を見る目
貧困生活以外の「親からの愛」に対しての視点もあり
もう涙なしには見れませんでした。
最後お母さん役の常盤貴子さんが
息子のユウト君に「ちゃんと見ておきなさい」とセリフを溢しましたが
このセリフは私達に対してのメッセージなんじゃないかと勝手ながら思いました。
この作品を通じて一人でも多くの大人が
この子達のように
少しの勇気と恥ずかしさをくぐり抜けて
手を差し伸べる事で
今貧困生活で苦しんでる子どもたちの未来が変わるんじゃないか、と。
観ておいて良かったです。