きむらみゆき

とんかつDJアゲ太郎のきむらみゆきのネタバレレビュー・内容・結末

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

【個人的な感想】
主人公が単純で不純な動機で何かを始め、のめりこみ、先人に見そめられ、挫折し、周囲の人間に導かれ、汚名返上する、という王道パターンにはまっており、かつポップミュージック力も借りて、感動できる映画に仕上がっていた。
セオリーに則っているので、ずるいなと思った。音楽のちからは偉大だ。sugarで北村匠海が踊っているのが既にアゲだった。
でも以前クラブに行った時はここまでテンション上がらなかったから、DJって本当に上手い下手があるんだなと思った。
あと北村匠海のガタイの良さ、首肩周りのゴツさに魅力を感じた。
山本舞香と北村匠海の顔の濃さが一緒で面白かった。山本舞香さんの口、こんなに動物っぽかったっけ…と思った。綺麗だったし、友だちと笑い合う声の低さにリアリティを感じた。

人が、映画を見て羨ましい、こんな人生だったらいいのに、と思うことの一つに、導いてくれる人がいるかどうかというのがあるんじゃないかなと思った。しぶかつ2代目の父、そのこちゃん、オイラーさん、友人たち、皆揚太郎に期待して、優しい言葉をかけてくれるけど、現実にそのような人はあまりいないと思った。自分から人に頼って、自分は人を導ける(は言い過ぎなので、言葉をかけてあげられる)人になりたいなと思った。
きむらみゆき

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