とんかつを揚げるのとDJがフロアであげるのは一緒、って独特の観点で揚太郎が立派に成長する映画。
なんて事ないストーリーなんだけど、意外と面白い。クラブイベントは一度だけ行った事があるけど自己陶酔DJや機材トラブルはホントに冷める。そして冷めた後盛り直すには相当な腕や経験値が無いとまず無理。いかにその日の客のことを分かっているか、そんな時にぴったりな曲をかけ続けれるかセンスが物をいう職人技。
フラットで分かりやすいDJのあれやこれ、主役含め脇を固めるキャスト陣、終盤のアゲ太郎のDJパートは最高だった。DJ KOOの教材VHSを真っ二つにするのは笑った。あとレコードジャケ買いと糠からキュウリを取り出すシーンをリンクさせてるのも笑。
エンドロールにもう少しクラブ要素があっても良かったのかと、意外とさっぱりだった。
映画自体カラフルで清潔感もあり、ライブ好き・クラブ好きなら観ても楽しめる作品。頭を空っぽにしてアルコールを入れて少しノりながら観るとあっという間です。
