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50回目のファーストキスのKUBOのレビュー・感想・評価

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)
3.8
冒頭からオリジナルに忠実なリメイクにびっくりした。

5月4本目の試写会は福田雄一による「50回目のファーストキス」。

「50回目のファーストキス」は2004年公開のアダム・サンドラーとドリュー・バリモアによるラブコメディの傑作。それを「福田雄一」がリメイクすると聞いて、きっと思いっきりコメディの方に寄せて好き勝手にリメイクするんだろうな〜、って期待を持って見に行ったら…

意外や意外、基本オリジナルに忠実に、節目節目の展開もほぼオリジナル通りにリメイクしてたので、かえって驚いた。オリジナルをリスペクトしたそっくりシーンは、オリジナルを見た人には「うわっ、おんなじだ〜!」って思わず笑っちゃいます。

とは言っても、そこは福田雄一。山田孝之、ムロツヨシ、佐藤二朗のファミリー勢揃いで、いつものお約束ギャグは其処此処に炸裂。でも、これも意外だけどオリジナルの世界を崩さないバランスはさすが。

で、オリジナルと本作で一番違うのは主人公の職業と夢。オリジナルでは水族館の獣医師、本作では天文学を志すツアーガイド。要するに、オリジナルでは2人の距離が近づいてきた時に「トドとペンギン」が顔を出し、よりコミカルなのに対して、本作では「満点の星空」となり、よりロマンティックなのだ!

福田雄一がリメイクしたのに、よりロマンティックって、それでいいのか?(^^)

プロデューサーの北島氏によれば、本作は福田雄一が奥さまに「またバカな映画作って!」と怒られないように作った「大人のためのロマンティックコメディ」。昨今溢れるティーン向けロマンスとは一線を画した大人が見られるロマンス映画を目指したという。

試写会場にも2004年のオリジナルを見たことがある人はほとんどいなかったが、初めて見る人にとっては、元々が名作だけに十分にオリジナルと遜色ない「50回目のファーストキス」を堪能できる。オリジナルを知る者は、福田がひねった部分を発見しながら見るのも一興。

オリジナル通り始まって、全く違う趣のラストシーンで終わるところが製作者の目指したところかな?