菩薩

夏の夜の人々の菩薩のレビュー・感想・評価

夏の夜の人々(1948年製作の映画)
3.5
白夜のフィンランドの夏の夜の、巻き起こる生と死と愛の物語。ムーミンが出てきてもおかしく無いくらい普通のお話ではある…なんて思ったら突然殺人事件が起きてかなりさらっと人が死ぬ。妊婦が産気づいたり、不倫が繰り広げられたり、甘〜いラブストーリーが展開されたりと、交通も電信も未発達の、古き良き田園風景広がる田舎町に住む人々のありのままの暮らしが映し出される。昼と夜が地続きの白夜に生と死が渾然一体となる、みたいな事なのかな、ピーターみたいな俳優(フィンランド映画初のホモセクシャル役との事)が歌う替え歌が尖りすぎてる。途中めちゃくちゃブスが撫でてる子猫がうちの猫の次くらいに超かわいい。後、馬のあくびね、「にっ」って感じがたまらない。最後はもうお決まりの感じで、テーマソングはサディスティックミカバンドの「マダマダ産婆」でどうぞ。
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