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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷のskm818のレビュー・感想・評価

3.7
カリフォルニアに実在するお化け屋敷にまつわる話の映画化。巨大な迷宮みたいな屋敷、いきなり飛び出す亡霊(振り向いても誰もいない)、眠ったまま歩き回る子ども、死霊との戦いなどなど、ホラーなんだが、こわいというより悲しい話かなあ。
屋敷の女主人サラは夫の会社のつくった銃で多くの人が死んでいることに責任を感じ、彼らの霊をなだめるために屋敷の増築を繰り返している。彼女のオフィスにはこれまでウィンチェスター銃で命を落とした人たちのことがファイリングされているんだよね。彼女は一所懸命やってる。霊を信じているって事で頭のおかしな女だと思われてるけど、霊を信じている以外は割とふつーの人だった。家族を愛し親族を保護し工事の人に指示を出し、使用人をきちんと使い… 大きくて迷路みたいな建物だけど、ちゃんと使われていて手入れされてて使用人も必要なだけちゃんといるっていうな。
こういうお化け屋敷って皆怖がって逃げたりせんのかと思うんだけど、おそらく使用人には見えないし聞こえないのだろう。あとやっぱお給料が良くてサラがまともな人なんだろうねという感じはする。
マリオンとヘンリーは果たして必要なのか?とちょっと思うが、子どもが出てきて云々はお約束だからなあ。
後半は恨みが強い特定の霊との戦い。この元になった事件は実在するのかな。
他の霊たちがプライス医師に協力してくれたのはルビーのおかげなのか。
地震はポルターガイストではなく、ほんとに1906年に起きた地震とのこと。うまく絡めてあると思う。
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