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ブレッドウィナー/生きのびるためにのpenのレビュー・感想・評価

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主人公が何かを落とす度に胸が苦しくなる。父親を失ったことで落とす彼女のもの。何で落とさなければならないのかと感じてしまう。
理不尽な暴力の対比として語ることが際立ち、語ることを選ぶ人々の手の演技がとても優しいのが印象的。

画面の外側から聴こえてくる音が怖く、訪れる場所や街を歩く1人1人の姿がその国の現実を映す。

友情モノとしても印象的なのだけども、二人の会話が明るい分切ない。
衝動的な暴力の怖さもあって、3人の若者達を描いた映画でもあったような気がしました。
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