kai

ブレッドウィナー/生きのびるためにのkaiのレビュー・感想・評価

3.9
二子玉川で行われたキネコ国際映画祭にて鑑賞。
日本語吹替がライブで行われるという貴重な上映会で、最初は声優の方の存在が気になったが、すぐに映画に没頭していた。

舞台はアフガニスタンのカブール、タリバンという言葉が何度も出て来るように古い時代の話では無い。
イスラムの文化について詳しくは無いが、女性の生き方がこんなにも制約されていることに驚いた。

主人公が不当に投獄された父親を助けるため、家族ともども生きのびるために男装する。働く。
主人公が弟や友人に語る「村の人々のために象の元へ行く少年の物語」が作品上大きなカギとなっていることにラスト気がついた。気がついたと同時に胸が苦しくなった。
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