劇場 No 33
シネマ5での4本目です🎬
「エクストリーム・ジョブ」の後に
4本目のハシゴなので鑑賞するのを躊躇ったのですが、結果 観て良かったです
この日にハシゴ鑑賞した4作品はどれもGOODでした👍
2001年、9.11同時多発テロ後のアフガニスタン、カブール
父親をタリバンの兵士に連れ去られた少女パヴァーナ
母親、姉、幼い弟と父親の帰りを待つも、食料が底をつき始めたため、パヴァーナは髪を切り男の子として一家の大黒柱(ブレッドウィナー)になる...💇🏽♀️
女が外を出歩くな、女が大きな声を出すな、男が付き添ってないと買い物もできない、女に本を読ませる者はイスラムの敵、戦えない者は容赦なく処刑する...
と次から次へと見せつけられる不条理な現実😨
でも過酷な現実は虐げられる者に限ったものではなく、虐げる側も組織の中に取り込まれている ‘がんじがらめ’ の状態
パヴァーナを執拗に追い詰めようとする少年兵士も、実は体制の被害者という皮肉も恐ろしい😨
本作は同時多発テロ後を時代設定にしたお話...
勉強不足のため現在の状況を詳しくは知らないのですが、昨年ペシャワール会代表の中村哲医師が殺害された事件を思うと、現在もほとんど何も変わっていないのではと察することができる🇦🇫
そしてアフガニスタン以外にも同様の現状を抱えている国があると思うと、また心が痛む
劇中でオモチャを拾ったら爆発したというのは、実際に子供たちが興味を持って拾うように作られた地雷のことを指していて、世界の紛争地域では多くの子供たちが犠牲になっているようです...悲しすぎます🌍
そんな過酷な世界を描いたストーリーとは裏腹に、劇中でパヴァーナが語る物語の世界は切り絵アニメーションで展開する鮮やかな世界
パヴァーナの辛い日常を表す部分と対照的に描くことで、作品全体を印象深いものにしています🎬
※私は劇場での鑑賞でしたが、本作は現在ネトフリで配信中のようです🎬
